個人事業主になったばかりの方は、会計ソフトを使うべきか迷う方も多いかと思います。Excelの表計算でレシートと領収書の内容を手入力して管理されている方も確かにいらっしゃるでしょう。

しかし、会計ソフトを使うことで業務効率はかなり上がります。会計ソフトには、銀行口座やクレジットカードと連携しお金の出入りを自動で管理してくれたり、レシートや領収書をスマホで読み取り自動で仕分けしてくれる機能もあります。

しかも、確定申告の書類作成についても簡単にできるような設定になっているため、毎年の確定申告がラクにできるという大きなメリットがあります。

そこで今回は、会計ソフトを利用する上でのメリットとデメリットやおすすめの会計ソフトを徹底比較していきます。

たくさんありすぎて分からない会計ソフトの特徴を分かりやすく比較しておりますので、自分にピッタリの会計ソフトを見つけられるはず。どのソフトを使ったらいいのかわからない方は、ぜひ最後までご覧ください。

個人事業主が会計ソフトを必ず使用すべき理由

個人事業主は、確定申告する必要があります。その際に会計ソフトを利用しているか、していないかで会計処理の正確さや業務効率上で雲泥の差があるので個人事業主にとって、会計ソフトを活用することはマストと言えるでしょう。

確定申告には、事業における帳簿が必要になってきます。事業を行う上で1年間のお金の出入りを、定められた形式にもとづき記載し、提出します。

支出、売上、経費の計算はもちろん、大量の領収書の整理に追われることになるため、ご自身でExcelなどに落とし込んで整理するよりも、会計ソフトを使いほぼ自動でお金の出入りを管理する方が業務効率の面でもメリットは大きいからです。

個人事業主におすすめの会計ソフトはクラウド型！

会計ソフトには大きく分けると「クラウド型」と「インストール型」があります。

個人事業におすすめなのは、「クラウド型」です。

では、クラウド型会計のメリットとデメリットについてみていきましょう。

クラウド型会計ソフトのメリット

クラウド型会計ソフト を利用する上でのメリットは以下の6点です。

仕訳や確定申告が面倒だと感じている方にとっては、クラウド会計を活用するメリットは大きいでしょう。

クラウド型会計ソフトのデメリット

クラウド型会計ソフトを利用する上でのデメリットは以下の2点です。

クラウド型会計のデメリットとしては、インストール型に比べて「ページが重くなる」という点が挙げられますが、最近では昔ほど気にならなくっています。

おすすめのクラウド型会計ソフト徹底比較

おすすめのクラウド型会計ソフトを徹底比較していきます。以下の表をご参照ください。

会計ソフト	月額料金 （税抜表記）	年額料金 （税抜表記）	電子申告の対応	その他の機能	サイト
会計Freee	1,180円/月～	11,760円/年～	OSを問わない	・分析レポート ・消費税の申告 ・請求書の作成	詳細を見る
マネーフォワードクラウド（MFクラウド）	980円/月～	9,600円/年～	スマホで簡単に操作したい方におすすめ	・分析レポート ・消費税の申告 ・請求書の作成 ・給与計算 ・勤怠管理	詳細を見る
やよいの青色申告 オンライン	月額払いなし	8,000円/年～	Windowsユーザーにおすすめ	・分析レポート ・消費税の申告	詳細を見る

会計freee

会計freeeは、専門知識のない方にも直感的に操作することのできる仕様になっています。

手軽に導入できるという点で多くの個人事業主からの評価が高い会計ソフトです。

会計freeeの最大の魅力は、会計の初心者でも簡単に確定申告が行えるということです。 会計freeeであれば、質問に答えるだけで青色申告に必要な書類が作成でき、提出までサポートしてくれます。

また、専門用語が少なく、初心者の方でも直感的に操作できるのもうれしいポイントです。

会計freeeの料金プラン一覧

会計freeeのプランには、「スタータープラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3つがあります。

個人事業主向けのスタータープランの年払いであれば、一ヶ月あたり980円（税抜）から利用することができます。また、どのプランも初月無料で体験できますので一度試してみるのもよいでしょう。

スタータープランでも基本的な機能は備わっており、メール・電話・チャットによるサポートが提供されています。いざというときにサポートを受けられるのも最大の魅力です。

マネーフォワードクラウド（MFクラウド）

マネーフォワードクラウド（MFクラウド）は、個人事業主が利用できるサービスから1万人規模の企業でも対応できるサービスまで幅広く提供されている会計ソフトです。

マネーフォワードクラウドの魅力は、自動連携できる金融機関（銀行口座やクレジットカード）が豊富にあるということです。

また、勤怠管理や経費精算などのさまざまなサービスと連携できるため、中小の会社経営の会計管理にも向いている会計ソフトです。

ただし、簿記の知識がある方向けのシステム設計になっているため、会計業務の初心者にはあまりおすすめできません。

マネーフォワードクラウドの料金プラン一覧

マネーフォワードクラウドの個人事業主向け会計ソフトのプランは、「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の3つがあります。

上記3つのパーソナルプランには1ヶ月の無料プランが用意されています。

やよいの青色申告オンライン

やよいの青色申告オンラインは、22年連続会計ソフト売り上げ第1位という実績のある老舗になります。サポートが手厚くシェアが大きいサービスで利用している税理士が多いため税理士との連携がしやすいという特徴があります。

弥生会計シリーズでは、全国10,000人以上の税理士と連携しており、多くの税理士が弥生会計シリーズの操作に慣れているため税理士との連携がスムーズになるというメリットがあります。

また、サポート体制が手厚いのも特徴です。トータルプランでは、電話やメール、チャットで操作方法だけでなく、税や簿記に関する質問にも対応してくれます。

さらに自動仕訳機能がついているため、スマホで読み込んだレシートや領収書の内容を自動仕訳してくれるので今まで手作業でしていた方にとっては作業効率化につながります。

やよいの青色申告オンライン料金プラン一覧

やよいの青色申告オンラインのプランには、「セルフプラン」「ベーシックプラン」「トータルプラン」の3つがあります。

現在、やよい会計のセルフプランでは、初年度無料を実施しています。

まとめ：会計ソフトを利用することで確定申告がラクになる

今回は、個人事業主におすすめの会計ソフトについてご紹介しました。

これから会計ソフトを導入する場合はコスト面や操作性の点において、「インストール型」よりも「クラウド型」がおすすめです。

会計ソフトを利用することで、毎年の確定申告はとてもラクになります。専門知識がなくても会計ソフトには簡単に申告書類を作れる機能が備わっているからです。しかも、そのまま電子申告までできる会計ソフトであれば、確定申告の提出まであっという間にできてしまいます。

会計ソフトは、日々の時短ができ帳簿づけ機能の使い勝手が重要になります。ご紹介しました会計ソフトには無料体験期間がありますので、ぜひご自身に合う会計ソフトを探してみてください。

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