- 会社でブログを書かれていることをよく見るけど、何のために書いているんだろう?
- 企業で運営するブログのメリットを知りたい!
SNSなんかで企業がブログ記事を書いて発信しているのを見たことがありませんか?
「なんでブログ記事を書いているんだろう…?もしかして暇なのかな…?」
いえいえ、企業がブログ記事を書いて発信しているのには、実はちゃんとした目的があるのです。
その目的とはズバリ、ユーザーとの接点が増やし、集客に繋げるということ。一度記事を作ってしまえば、自社に興味がありそうな人を自動的に集めてくれるといった資産性もあります。
そこで本記事では、企業ブログをこれから始める方向けに、以下の3つの項目について、徹底解説していきます。
- 企業がブログを書く目的と効果
- 企業ブログのメリット・デメリット
- 企業ブログを運営する上での重要なポイント
この記事を読むことで、企業ブログの価値を知ることができます。「よし、Web集客を強化するために自分の会社でもブログ書いてみようかな!」という新たな1歩のきっかけになるはず。ぜひ最後までご覧くださいね。
企業がブログを書く目的とは?
企業ブログの目的は、クライアント(顧客・取引先)や、クライアントになる見込みのあるユーザー(見込顧客)との接点をつくることです。
具体的には次の3つが挙げられます。
企業がブログを運営する3つの目的
- 集客:クライアントや見込顧客との接点をつくる
- 回遊:会社の商品やサービスに興味を持ってもらう
- 関係構築:信頼関係を保ちファンになってもらう
ユーザーと企業との関係構築のおおまかな流れは次の通りです。
- ユーザーが悩み事について検索エンジンで調べ、ブログページに訪問
- 記事を読み、役立つ情報を提供してくれる会社という印象を持たれる
- 記事をいくつか読んでいるうちに、その会社の商品やサービスに興味を持つ
- 商品やサービスを購入した後も、継続的にブログをチェックしてくれる
- 最終的には企業のファンになってくれる
ご紹介した例はかなり理想的なものですが、ユーザーに価値のある情報を発信し、信頼関係を構築することで、購買行動につなげることができます。
企業ブログの効果とメリット
企業ブログには、クライアントや見込顧客との接点をつくり、集客をする以外にも、知名度アップやブランディングができるという効果があります。
企業ブログ運営のメリットは以下の3点です。
メリット3つ
- Webサイトへのアクセスが増える
- 資産になる
- 無料で簡単に始められる
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
Webサイトへのアクセスが増える
ブログ記事を増やすことでWebサイトへのアクセスが増えることになります。
ブログの読者が増えるということは、Webサイトへの流入が増えるということ。その分、多くの人に自社のことを知ってもらうきっかけになるでしょう。
資産になる
ブログは資産になります。
なぜなら、一度Googleに登録(インデックス)されれば、順位の変動があるものの、検索結果には表示され続けることになるからです。
つまり、適切にブログを更新していけば、検索エンジンからの集客を長期間持続できるということに繋がります。
企業ブログでは、商品やサービスについての情報を日々更新するため、企業情報を掲載するだけの会社ホームページよりも多くの人に見てもらえる可能性が高いです。
加えて、ブランディング効果もあるため、 狙ったキーワードで上位表示されたり、SNSなどで拡散されて話題になると、影響力はより高くなり、ファンの獲得にも繋がります。
無料で簡単に始められる
すでにワードプレスを使用した自社のホームページがある場合は、無料で始めることができます。
仮にワードプレスの立ち上げから行う場合でも、サーバー料金などの初期費用を考えても、広告よりも安い費用での宣伝が可能です。
企業ブログのデメリット
企業ブログを運営するにあたり、注意すべきデメリットもあります。
企業ブログを運営する際のデメリットは以下の3点です。
デメリット3つ
- 時間がかかる
- 継続が難しい
- ブログネタがなくなる
それぞれのデメリットについて、以下で詳しく解説します。
時間がかかる
企業ブログを更新していく上でのデメリットは、Webサイトの価値を上げるためには時間がかかることを覚悟した上で運営する必要があるということです。
ブログは書くのも成果が出るのも時間がかかるものです。しかも、良質なブログを投稿し続け、Webサイトの評価を上げるには、それなりの専門性が必要であり、市場調査や競合と比較して自社の強みをアピールできる知見も重要になります。
アクセス数を上げるためには、良質なブログを投稿し続ける必要があるため、最初のうちは、数をこなすのが大変かもしれません。
ただ、蓄積されたブログ記事は投稿された後も、資産として残りますので、根気よく定期的に更新し続けることが大切です。
継続が難しい
良質なブログを定期的に継続するのが難しく、ブログの更新を止めてしまうケースも多々あります。
その場合は、社内で担当者を複数名決めておき、持ち回りでブログ更新ができるように工夫しましょう。
ただし、社内で複数名の担当者が執筆を行う場合は、ブログ記事の質に差が出てしまうというデメリットがあります。それぞれ別の業務を抱えながら、ブログも執筆するというのは、なかなか骨が折れる作業です。
また、文章が書き慣れている人とそうでない人との差を埋めることも大変です。
「企業ブログでWebサイトの評価を本気で上げていきたい」と考えている場合は、プロのライターをアウトソーシングするという方法もあります。
プロのライターであれば、記事の質を落とすことなく、企業のブランディングに合わせた記事を執筆する事が可能です。
アウトソーシングについては、次の記事で詳しく解説しています。
≫アウトソーシングとは?メリット・デメリットや派遣との違いを徹底解説
ブログネタがなくなる
デメリットの中でも最も多いケースは、「ブログネタがなくなる」ということです。
日々の業務の中では、毎回新しいことは起こりません。また、取引先の情報が漏れてしまうような内容はブログにはできませんので、いわゆるネタ切れ状態に陥りやすいです。
しかし、自社の商品やサービス、強みの部分をどう表現したいかという視点でブログのテーマを考えると意外とネタが尽きることはありません。
たとえば、伝えたい自社の強みを分解して、いくつかの記事に起こしてもよいですし、自社のサービスが活かせる業種のことを調べて書いてもよいでしょう。
企業ブログを運営するポイント
企業ブログを運営するポイントは3つです。
ポイント
- わかりやすい記事を書く
- ターゲットを明確にする
- SEO対策をする
それぞれ以下で詳しく解説します。
わかりやすい記事を書く
企業ブログだからといって、難しい言葉や堅苦しい表現を使う必要はありません。読み手の立場に立ったわかりやすい記事を書くことが、良質なブログとして評価されやすくなります。
ターゲットを明確にする
ターゲット層に向けて何を伝えたいのかを意識し、記事を書くことが重要です。
たとえば、初めての確定申告をする方向けに、「簿記の専門用語が飛び交ったブログ記事」を書いたとして、最後まで読んでもらうことができるでしょうか?
初心者向けの記事なのか、中級者向けの記事なのかを意識するだけでもブログの内容が変わりますし、ターゲット層の年代によっても、刺さる表現や選ぶ画像も変わります。
「誰に向けた記事なのか」を念頭において記事を書くように心がけましょう。
SEO対策をする
ブログのアクセス数を上げるには、SEO対策が必要です。いくら質の高い記事を書いてもSEO対策されていなければ、検索上位に上がることは難しくなります。
✔SEOとは?
Search Engine Optimizationの略称で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ぶ。
Googleなどの検索エンジンで自社のページが検索結果上位になるようにする施策をSEO対策という。
自社のページが検索結果上位になることで、より多くのユーザーアクセスを集め、潜在顧客の獲得につなげることができる。
ブログにおけるSEO対策で特に重要なのは、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを設定し、それに沿った内容で記事作成することです。
また、ブログ内で関連記事をリンクする、外部のWebサイトにブログへのリンクを貼ってもらうといった被リンク対策もできるとよりよいでしょう。
まとめ:企業ブログで発信を続けることが、ファン獲得の近道になる
今回は企業がブログを書く理由と題して、企業ブログの目的やメリット・デメリット、企業ブログを運営するポイントについて解説しました。
企業がブログを定期的に更新し、ユーザーに対して発信を続けることで、Webサイトの評価が上がることに繋がります。また、企業ブログの読者が増えれば、自社の商品やサービスに関心を持ってくれるファンの獲得にも繋がるでしょう。
読み手の立場に立った良質な記事を更新し続けることで、ユーザーとの信頼関係の構築もできる企業ブログは、時間をかけてでも取り組むべき施策といえます。