- 「バーチャルオフィスツールを導入したいけど、どこのツールがいいか分からない」
- 「使い方がいまいち分からないので導入に踏み切れていない」
コロナ禍をきっかけにリモートワークを取り入れる企業が増えたこともあり、バーチャルオフィスツールに注目が集まっています。
しかし現在、多種多様なツールが開発されているため、バーチャルオフィスツールの選定にお困りのご担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、バーチャルオフィスツールについてメリットや選ぶポイント、おすすめのバーチャルオフィスツール5選を比較し解説していきます。
バーチャルオフィスツールとは?
バーチャルオフィスツールとは、Web上に仮想のオフィスを作るツールのことです。
仮想のオフィスにメンバーをアバターとして表示させることができ、同じ仮想空間で仕事ができます。
リモートワークを行っている際にも、仮想オフィス内で職場のメンバーとミーティングをするなど、コミュニケーションを取りながら仕事ができるため、業務を円滑に進めるのに適しています。
バーチャルオフィツールを利用するメリット
バーチャルオフィスツールを利用するメリットは次の3つです。
メリット
- コミュニケーションが取りやすい
- リモートワークによる孤独感を軽減できる
- 在席確認がしやすい
それぞれのメリットについては、以下で解説していきます。
コミュニケーションが取りやすくなる
バーチャルオフィスツールを導入すると、ちょっとした確認や相談といった業務におけるコミュニケーションはもちろんのこと、雑談などのカジュアルなコミュニケーションも促されます。
数分で済むような会話はビジネスチャットツールだと最初の声かけは躊躇することもあるかもしれませんが、バーチャルオフィスツールでは、実際のオフィスのような気軽なコミュニケーションを取りやすくなります。
結果的に、リモートワークにおいてもコミュニケーションを円滑にすることができるため、生産性アップも期待できます。
リモートワークによる孤独感を軽減できる
リモートワークでは、誰とも会話をせずに黙々と一人で作業することに孤独感を抱いた方は多いのではないでしょうか。
孤独感によるストレスをバーチャルオフィスツールでコミュニケーションを促すことによって軽減することができます。
在席確認がしやすい
テレワークでは「いま誰が働いているのか」ということが分かりにくくなっています。
その点バーチャルオフィスツールでは、働くメンバーが仕事をしている間はログインしておくというルールを決めておけば、「いま誰が働いているのか」を把握できるため、声をかけたい時にコミュニケーションをとることが可能です。
また、バーチャルオフィスツールによっては、業務の進行度を入力できたり、自動でステータスが表示される機能が搭載されていますので用途に応じて利用するとよいでしょう。
バーチャルオフィスツールを選ぶときのポイント
バーチャルオフィスツールは業務の生産性を高めるのに非常に有効ですが、どのツールが自社の利用目的に合うか見極めるには、2つのポイントを押えるとよいでしょう。
バーチャルオフィスツールを利用する際の注意点は以下の2点です。
バーチャルオフィスツールを選ぶときのポイント
- 他ツールとの連携機能があるか
- PCへの負荷を念頭におく
それぞれのポイントについて以下で解説します。
他ツールとの連携機能があるか
バーチャルオフィスツールは他のツールと連携することによって、より作業効率を高め、業務の進捗や状況把握が容易になります。
もし連携せずに使うと、情報共有が二度手間となり逆に効率が低下しますので、業務効率化ツールを導入している企業は注意が必要です。
必ず社内で利用しているどのツールと連携が可能なのかを確認してから導入しましょう。
PCへの負荷を念頭におく
バーチャルオフィスツールを利用する際には、PCに与える負荷を考慮しなければなりません。
もし、会社からのPCは貸与せず、個人PCを利用する場合はそれぞれスペックが異なるため、なるべくPCへの負荷が少ないバーチャルオフィスツールを選ぶようにしましょう。
おすすめのバーチャルオフィツール5選
ここからはおすすめのバーチャルオフィスツールを5つご紹介します。
まずは比較表をご覧ください。
月額 | 無料トライアル | プランごとの利用可能人数 | サイト | |
oVice |
5,500円/月~ |
あり |
・Basic:最大50名(推奨10名) ・Standard:最大200名(推奨40名) ・Organization:最大500名(推奨160名) |
詳細を見る |
roundz |
5,500円/月~ |
あり |
・Small:最大5名 ・Basic:最20名 ・Team:最大50名 ※2022/10/28よりプラン改定 |
詳細を見る |
Remotty |
要問い合わせ | あり | 要問い合わせ | 詳細を見る |
NeWork |
27,500 円~ |
お試し無料プランあり ※20名・4ルームまで |
・Team50:最大50名 ・Team100:最大100名 |
詳細を見る |
VoicePing |
7,500円~ |
無料プランと有料プランのトライアルあり |
・スモールプラン:最大30名 ・プレミアムプラン:最大100名 ※エンタープライズプラン |
詳細を見る |
oVice
oViceは、リモートワークの常駐場所や、オンラインイベント会場、オンライン授業など、様々な目的で利用できるバーチャルオフィスツールです。
現実空間で会話しているかのような感覚を味わうことができるのが特徴で、自分のアバターを動かすだけで会話ができ、話しかけたい人に近づくだけで会話をスタートできます。
複数のフロアを組み合わせて「ビル」としての利用もでき、30階建てのバーチャルビルで数百人が勤務するといった導入事例もあります。
消費データも少ないため、速度3Mbpsでも十分利用可能です。
ちなみにフルリモートで業務を遂行する当社もoViceを活用しており 、部門ごとに1F、2Fと階層を分けています。
通常のオフィスのようなデザインから森や浜辺、日本庭園などの多彩なエリアがあるため、毎日好きな場所へアバターを移動させ、メンバー各自仕事に打ち込んでおります。
roundz
roundzは、会話でのコミュニケーションに特化した声のみのバーチャルオフィスツールで、部屋画像やアバターがなくシンプルな設計になっています。
連携したカレンダー機能などからメンバー各自の業務ステータスが自動表示されるため、話しかけてよいタイミングが分かる仕様になっているため、仕事で確認したいことなど、隣の人にちょっと話しかける感覚で気軽に会話できるのが特徴です。
Remotty
Remottyは、オフィスで働いていた時と同じような感覚が味わえ、自然とコミュニケーションを図りやすい仕様になっています。
2分ごとにパソコンのカメラで撮影された画像が共有され、周囲の声やつぶやきを見ることができたりと、実際のオフィスのようにメンバーの顔を見て仕事ができることが特徴です。
画像の共有は、カメラ撮影だけではなく、在籍状況を自動判定しステータスのみを表示する機能もあります。
また、Googleカレンダー、Office365、iCalendar(サイボウズ等)と連携可能なことにくわえて、「休憩中」「予定あり」といった自身のステータスを選択できるため、メンバー間で仕事の状況をスムーズに把握できます。
NeWork
NeWorkは、NTTグループが開発から運営まで手がける国産のバーチャルオフィスツールです。
個人情報はすべて国内で管理しており、多要素認証も搭載されているため、セキュリティ面でも安心できます。
「リアルより気軽に話しかけられる」をコンセプトにしており、状況に応じて「ウェルカム(いつでも会話OK)」「フラット(話しかけるのは可)」「ゾーン(集中時間・声かけNG)」の3つのモードを選択できます。
また、会議に参加せずに会話の内容を知りたい場合に、ルームの外側から中の会話を聞くことができる「聞き耳」参加機能が搭載されており、オンライン展示会やグループワークの会場としても利用されています。
VoicePing
VoicePingはワークスペース内でのメンバーの「滞在フロア」「ステータス」「使用中のアプリ」「ミーティング中」など、チームの活動状況の可視化に優れたバーチャルオフィスツールです。
各メンバーのステータスをアバターに表示し、取り組み中でないアバターを近くに呼んでリクエストすることで会話を始めることができます。
また、会議中の会話をリアルタイムで文字起こしできるのが特徴で、日本語、英語、中国語に対応しています。
作業タイマーと作業内容の入力ボックス機能により、メンバーの作業時間と活動ログを確認できるため、生産管理に活用できます。
まとめ
バーチャルオフィスツールは、リモートワークにおける社内のコミュニケーション不足を解消し、業務効率化、生産性の向上に役立ちます。
本記事が最適なバーチャルオフィスツールを選ぶきっかけになれば幸いです。
また、当社では、バーチャルオフィスツールの利用をご検討の企業様に導入サポートをさせて頂いております。
この機会にぜひ当社にご相談ください。