- 「自社でビジネスチャットツールの導入を検討している」
- 「ビジネスチャットツールは結局どれがいいのだろう?」
リモートワークの普及に伴い、ビジネスチャットツールを導入する企業が増えています。
ビジネスチャットツールは、社内外の人とコミュニケーションが取りやすく、業務効率化にも有効です。
本記事では、
- ビジネスチャットツールの特徴
- メリットや導入時に気をつけること
を解説するとともに、当編集部が厳選したおすすめツール8つについてご紹介します。
ビジネスチャットツールの特徴
ビジネスチャットツールは、社内外の人と連絡を取り合えるツールです。
さまざまなビジネスシーンで活用できるように、次のような機能が利用できます。
- チャット機能
- グループチャット作成機能
- ファイル共有機能
- タスク管理機能
ビジネスチャットツールの特徴は、コミュニケーションを基本としているためメールのようにかしこまった挨拶や署名が不要という点です。
メールよりも気軽で送信後の修正も可能といったメリットから今後さらなる普及が期待されます。
ビジネスチャットツールを活用するメリット
ビジネスチャットツールには、業務上さまざまなメリットが期待できます。
ここでは代表的なメリットを3つご紹介します。
メリット
- 情報共有を素早くできる
- ファイルの送受信が簡単にできる
- セキュリティ面も安心できる
それぞれ以下で解説していきます。
情報共有を素早くできる
ビジネスチャットツールの最大のメリットは、迅速なコミュニケーションを展開できる点です。
スマートフォンやタブレットにも対応しており、複数人に必要な情報を素早く共有できるため、意志決定やアドバイスもスピーディーです。
たとえば、プロジェクト単位やチーム単位でグループチャットを分けると、情報が整理されるため、必要な情報の見落としを減らすことができます。
ファイルの送受信が簡単にできる
ビジネスにおいてファイル共有が必要となるシーンは多いです。
画像やPDFなど、さまざまな形式のファイルをメールで送る手間を省きチャットで共有できるのもメリットの一つ。
たとえば、画像であれば、.bmp .jpg .jpeg .png .gif、動画や音声であれば、.mp4 .3gp .mp3 .m4v .wavなど、対応している形式が多いためスムーズに共有できます。
セキュリティ面も安心できる
ビジネスチャットツールは、気軽に使える反面、セキュリティ面が心配という方もいるかもしれません。
しかし、ビジネスの現場での利用を前提に開発されたツールですので、個人情報や機密情報の漏えいを防止できる高いセキュリティ機能を備えているのが特徴です。
ビジネスチャットツールを導入する際に気をつけること
実際にビジネスチャットツールを導入する際には下記のポイントに気をつけましょう。
導入時に気をつけること
- 自社にとって必要な機能が揃っているか
- 既に使用中のツールやサービスと連携できるか
- 想定するコストに見合っているか
それぞれ以下で解説していきます。
自社にとって必要な機能が揃っているか
ビジネスチャットツールは、チャットだけでなくタスク管理やスケジュール管理、ビデオ通話、AI分析など、ツールによってさまざまな機能が搭載されています。
しかし、実際に導入しても現場が使いにくいと感じれば、多くの機能が活用されずに終わってしまうかもしれません。
選定の際に重要なのは、自社にとって必要な機能を搭載しているかです。
ツールによっては無料トライアルが設けられているので、一度試してみることもよいでしょう。そのうえで自社のニーズと照らし合わせて選定することをおすすめします。
既に使用中のツールやサービスと連携できるか
企業によっては、SFA(営業支援ツール)やCRM(顧客管理ツール)、名刺管理ツールなどを既に導入しているかもしれません。
その場合、現在使用しているツールとの連携ができるかも選定の際には気をつけるポイントとなります。
ツールは単独で使用するよりも連携する方が、業務効率化につながるため、事前に連携できるビジネスチャットツールであるかを確認しておくとよいでしょう。
想定するコストに見合っているか
ビジネスチャットツールを導入する際には、機能面とコストが見合っているかを自社の予算と見比べて、選定する必要があります。
ツールによっては、初期費用がかかるものもありますし、プランによって毎月の利用料金がかかります。
無料プランのあるツールもありますが、有料版と比べるとセキュリティ面や機能面が劣ってしまうこともあるので、その点も踏まえて選定するとよいでしょう。
おすすめビジネスチャットツール8選
こちらではビジネスチャットツール8選について、料金や無料プランの有無、連携サービスについて一覧表にまとめました。 検討される際のご参考になさってください。
ツール名 | 料金 (1人あたり) | 無料プランの有無 | 連携サービス | サイト |
slack | 850円/月~ (年払いの場合) | あり | GoogleDrive/Salesforce/ Zoomなど約2400種 | 詳細を見る |
Chatwork | 500円/月~ | あり | SmartHR/Gmail/box など約80種類 | 詳細を見る |
LINE WORKS | 450円/月~ (年払いの場合) | あり | クラウドサイン /人事労務freee など約90種類 | 詳細を見る |
Talknote | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 詳細を見る |
Microsoft Teams | 430円/月~ (年間サブスクリプション) | あり | Office365/Outlook など250種 | 詳細を見る |
Workplace | 4ドル/月 | なし | Office 365/ GoogleWorkspace など | 詳細を見る |
WowTalk | 300円/月~ | なし | 要問い合わせ | 詳細を見る |
InCircle | 180円/月~ | なし | 要問い合わせ | 詳細を見る |
以下でそれぞれのビジネスチャットツールの特徴についてご紹介します。
slack
世界シェアナンバーワンのslack。
個人・組織・プロジェクト・顧客別などで自由に「チャンネル」を設定し、メンバーがその中で会話を進めていく仕組みになっています。
セキュリティ面においても、ID とデバイス管理、ツール内の保存データと送信中データをデフォルトで暗号化するなど、高いセキュリティレベルで大事な情報を守ります。
また、必要な資料はドラッグ&ドロップで簡単にアップロードして共有できます。
slackの主な特徴
- 連携できる外部ツールが多い
- やり取りの検索や管理が簡単
- 絵文字でリアクション
- 音声通話、ビデオ通話、画面共有も可能 など
Chatwork
日本発のビジネスチャットであるChatwork。
IDを知っている人なら、社内外を問わずすぐにやり取りができるため、営業ツールとしても活用できます。
Chatworkの主な特徴
- タスク登録・管理
- ファイル共有
- ビデオ/音声通話
- 絵文字でのリアクション
- マルチデバイス対応 など
LINE WORKS
個人向けチャットのLINEと機能はほぼ変わらず、使えるのが LINE WORKS です。
多くの人が使い慣れているという点が強みです。
また、国内のデータセンターから提供されたセキュリティ性の高いサービスであることも魅力です。
LINE WORKS の主な特徴
- 既読機能あり
- カレンダー
- 掲示板
- アドレス帳
- アンケート など
Talknote
導入サポートが充実しているTalknote。
専任のスタッフが導入から運用ルールの構築までサポートしてくれるため、ツールの導入に不安を感じている企業も安心して利用できるような体制が整っています。
また、日常業務で使用するチャットツールで組織や人のコンディションを可視化できる点が特徴的です。
Talknoteの主な特徴
- オーバーワーク機能
- 組織活性スコア機能
- タスク管理
- 誰が既読/未読かを把握できる
- 最大500MBまでファイル添付可能 など
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、マイクロソフトのグループウェア「Office365」に組み込まれているサービスです。
「Office365」との連携が可能で、Word・Excel・PowerPointなどのハブとして使用することができます。
Microsoft Teamsの主な特徴
- 「Office365」との連携
- メンバーとの共同編集
- 多言語(40言語)に対応 など
Workplace
Facebookのビジネス版で、社員同士のつながりや拡がりを重視したコンセプトを持つWorkplace。
社内の人間関係を深めることを軸に置いています。
Workplaceの主な特徴
- ニュースフィード
- 「いいね!」「コメント」「シェア」機能
- グループ内での情報共有
- タスク管理
- 組織図
- ビデオチャット など
WowTalk
国産ビジネスチャットツールWowTalk。
直感的な操作性と細かい管理設定で、使いやすく充実した機能を搭載しています。
また、行政機関で採用されるレベルの高セキュリティであることも魅力です。
WowTalkの主な特徴
- 音声通話、ビデオ通話
- 掲示板
- タスク管理
- 22カ国語翻訳対応 など
InCircle
日本国内での利用を前提に開発されたInCircle。
InCircleは、マニュアルなしですぐに扱えるように設計されています。
また、高度なセキュリティと信頼性を持つAmazon Web Sevices(AWS)のデータセンターを利用しており、SSL暗号化通信でデータベースにアクセスするため、セキュリティ面も安心して利用できます。
InCircleの主な特徴
- AI搭載のチャットボット機能
- 離職防止ソリューション
- トークルームごとの通知設定が可能 など
まとめ
ビジネスチャットツールは、仕事上のコミュニケーションを円滑にし、生産性向上にも役立ちます。
リモートワークにおいても、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができ、業務の効率化だけでなくメンバーや顧客との関係性構築にも有効です。
ビジネスチャットツールは各ツールによって、機能や連携できるサービスの種類が異なります。ツールの選定をする際には、まずは自社で必要な機能を明確にしたうえで、導入するのがよいでしょう。
また、Web特命係では、ビジネスチャットツールの導入サポートもさせていただいております。お気軽にお問合せください。