「コア業務」・「ノンコア業務」って?

 (更新日2021.07.21)
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こんにちは!

株式会社米岡 Web特命係のブログをご覧いただきありがとうございます!

このブログではまだまだ一般的に認知度の低い「オンラインアウトソーシング」や弊社の事などを記事にしていきたいと思っています。

どうぞお気軽にご覧いただければ幸いです。

さて、前回は「Web特命係が提供するオンラインでの業務支援って?」でも触れた【コア業務】【ノンコア業務】について、まだまだご存じない方も、ふわっとしているな、という方もいらっしゃるかと思いますので、「コア業務・ノンコア業務について」お伝えしたいと思います!

コア業務・ノンコア業務って何?

昨今、働き方改革というワードが強く意識されるようになりました。
コロナ禍においてはリモートワークをはじめとする新しい働き方がスピード速く推進され、業務改善や業務効率化についても大きな注目を集めています。
働き方改革を推進する上で業務改善や業務効率化は避けて通れません。
間違った方法で推進すると、かえって従業員の不満やストレスを溜めてしまいます
この注目の中で「コア業務」「ノンコア業務」という言葉も耳にする機会が増えました。
今回はこの「コア業務」「ノンコア業務」について紹介したいと思います。
コア業務とノンコア業務の特徴を整理すると……
「コア業務」(企業活動の根幹業務といえます)
・企業の利益や売上を直接生み出す業務
・非定型・定型化できない業務
・難易度が高いもの
・専門的な判断が必要
「ノンコア業務」(コア業務を支えるサポート業務といえます)
・コア業務をサポートする業務(それ自体はコア業務と比較して直接的に利益を生むことがない業務)
・定型・定型化できる業務
・難易度も低いもの
・高度な判断を必要としない

改善・効率化を目指す際にノンコア業務をアウトソーシングするものも有効手段のひとつ。
企業特性によって「コア業務」と「ノンコア業務」を区別して、単純作業をアウトソーシングすることで限りある人材をコア業務にあてる時間を増やすことができます。
単純に作業時間が軽減できるというだけの話ではなく、単純作業から解放されることにより、従業員のパフォーマンスが上がり、重要業務について生産性アップが期待できます。
そのため、会社全体の業務工数や経費を減らして生産性向上に繋がります。
必要な時に必要な分だけノンコア業務を依頼出来るのもオンライン型アウトソーシングのメリットです。
企業全体の最適化を図り、生産性を改善出来るのです。

具体的なコア業務・ノンコア業務例
- 事務・経理領域 -

「コア業務」「ノンコア業務」の概要はお伝えしましたが、とは言っても、まだイメージがつきにくいかと思います。
まずはどんな会社にでも必ず一人や二人はいらっしゃる【事務・経理領域】のコア業務、ノンコア業務について整理してみましょう。
事務・経理領域、と一言にいっても営業事務、経理事務、総務、OS事務など企業により幅広く、様々な仕事を担当していることが多いです。
まさに事務員さんは企業の縁の下の力持ち、営業やクリエイティブ職など専門領域を担当している社員が仕事をしやすい環境作りに欠かせない方々です。
だからこそ、中小企業などでは、あれもこれもと業務が意外と集中しがちになってしまうことも多い職種でもあります。
事務の領域は「コア業務」「ノンコア業務」と分けるのが実は非常に難しい職種です。
例えば、事務の仕事を思い浮かべてみましょう。

  • 来客時のお客様対応
  • 電話対応
  • メール対応
  • 社内の通知や連絡事項の周知
  • 社内外への書類送付や郵送、発送
  • 書類作成
  • 書類のファイリング
  • ・売上、顧客情報などのデータ入力
  • 受発注処理
  • 備品管理、発注
  • 経費入力、仕訳
  • 請求書発行
  • 社員の入退社手続き
  • 給与入力、明細発行

実はこの殆どが「ノンコア業務」とすることも出来てしまうのです。
つまり、多くの事務作業が「方法」を工夫するだけでオンラインアウトソーシング可能です。
来客時のお客様対応とファイリングだけが「その場」にいなくてはいけませんので、オンラインでの対応が難しいのですが、このwithコロナ時代であればオンライン商談なども増えつつあり、そういった場合はそもそも「来客対応」自体が不要になりますし、ペーパーレスを進めることでファイリングも不要にすることが出来てしまいます。
もちろん、完全オンライン商談化やペーパーレスは一朝一夕で出来るものではありませんので、例えば、以下のような業務からオンラインアウトソーシングを利用するのをお勧めしています!
【オンラインアウトソーシング化オススメ業務】
★メール対応 ……お問い合わせに対する返信はある程度テンプレート化してしまい、Gmailなどの様々な端末で同期出来るメールを使用すれば情報共有も容易
★書類作成  ……内容が決まっていれば、イメージや文面などを手書きでも用意して指示をするだけ
★売上、顧客情報などのデータ入力 ……様々な店舗や支店などの数値情報を、例えばメールなどで受領してスプレッド入力やExcel入力は事務所にいる必要ナシ
★経費入力、仕訳  ……領収書や請求書などの資料やデータがあれば入力可能
★請求書発行  ……請求の内訳さえ分かれば、Excelやフォーマットへ入力可能


様々な業務が実は「事務所に居る必要」なく処理出来てしまうのです。
もちろん、営業事務員さんが営業マンと対面でやりとりした方が良いコトも多々ありますが、そうでないものもたくさんあります。
Web特命係なら様々な手法・ツールを活用、大事な事務員さんの負担軽減、クオリティアップのご提案が可能です。

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具体的なコア業務・ノンコア業務例
- マーケティング領域 -

マーケティング領域の業務範囲は多岐にわたり、業務量も増加傾向にあります。
多くのマーケターはノンコア業務に追われ、改善どころではないのが現実です。
・他部門やビジネスパートナーとの折衝範囲も広がっている
・膨大なデータ整理、エクセルなどへの入力などに追われている
・マーケター人材不足も顕著
マーケティング領域でも「コア業務」と「ノンコア業務」を区別しなければいけません
【マーケティングの役割】
・新規顧客の獲得
・売上拡大の仕組みを作ること
・成果を出すための全体の計画設計と管理
などが挙げられます。
昨今のデジタルマーケティング主流では、
・見込み客からの問合せ
・資料請求の獲得
につながる業務も役割の中に含まれています。
【マーケティング機能にとってのコア業務】

    • 集客のための戦略立案や企画立案
    • 施策ディレクション
    • 施策の仮説検証・効果検証
    • データの分析業務

など

【マーケティング機能にとってのノンコア業務】
コア業務以外は全てノンコア業務と考えます。

    • オウンドメディア運用
    • ペイドメディア運用
    • SNS運用
    • MAなどツールへのデータ入力
    • ダイレクトメールの作成
    • コンテンツ作成(ホワイトペーパー、事例集など)
    • ライティング作業
    • 各種レポート作成

など


マーケティング領域においてのコア業務はマーケティング戦略立案、施策の策定、そして仮説検証や効果検証。一方自社リソースが多く割かれる業務は、施策の実施となってしまい、工数が多く、期限が明確となるため、コア業務より優先されがちです。
マーケティング領域においても企業競争力の強化や成長加速から、アウトソーシングは必要となってきます。

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具体的なコア業務・ノンコア業務例
- Web制作・クリエイティブ領域 -

さて、次はWeb制作、クリエイティブ領域です。
Web制作、クリエイティブ領域も一口に言ってもやはり企業によって内容も様々ですが、今回は一般的なWebサイト制作や印刷物の制作などについてで考えていきましょう。
「Web制作も印刷物の制作も、クリエイティブ職だからノンコア業務にならないんじゃ?」
と、思われるかもしれません。
しかし、実はWeb制作にも、印刷物の制作にも必ず「コア業務」「ノンコア業務」が存在します。
どちらの場合も、大体は以下のような流れで営業での成約後進むことが多いかと思います。
【Webサイト制作や印刷物制作の流れ】
1.受注後ディレクターやプランナーにより顧客の希望をヒアリング
2.作るコンテンツの内容について決定
3.原稿の作成(クライアントとディレクター、ライターで取り組むコトが多い)
4.コンテンツや原稿内にある表やグラフなどの準備、リサーチ
5.デザインやレイアウトの作成
6.(Webサイト制作の場合)コーディング
7.全体の検収
8.完成

こういった流れの中で、コア業務とノンコア業務を分けてみましょう。
【Webサイト制作・クリエイティブのコア業務】

  • サイト制作の基本となる顧客ヒアリング
  • ヒアリング結果からのプランニング
  • コンテンツ内容などの企画、ディレクション
  • 方向性設定
  • 重要なデザイン

【Webサイト制作・クリエイティブのノンコア業務】
マーケティングと同じく、コア業務ではない部分は全てノンコア業務と言えます。
<分析したり企画したり考える>ことを除いた業務はノンコア業務に落とし込めるのです。

  • 指定された内容についてのリサーチ
  • 指定された内容のライティング
  • コンテンツや原稿内にあるグラフなどの作成
  • 指定された通りで良いデザイン
  • コーディング作業
  • 内容のチェック、検収
  • 進捗の管理という部分のディレクション


もちろん、ノンコア業務、という中にも「全くの素人」ではなく、多少の知識や経験は必要である部分もありますが、
この人でないとダメという内容は少ないのです。
特に、レイアウトの崩れがないか、誤字脱字がないかなどの検収はリリースするのに必須ですが、特別な知識やスキルがなくても可能です。
マーケティング領域と同じく、やはり企画や内容に関わる重要な「思考」部分など、大きく能力の個人差が表れる部分こそコア業務と言えます。
しかし、やはりノンコア業務部分が制作自体の大部分を占め、工数が多く、期限を左右するため、コア業務よりも重要視されがちであったり、優先されがちです。
しっかりとコア業務を分散し、スピード感を持って取り組めることでよりクオリティ高く余裕のある制作業務が実現出来るでしょう。

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コア業務・ノンコア業務の業務仕訳をしてみると

いかがでしたでしょうか。
もちろんこれ以外にも、営業職、技術職、ありとあらゆるところに「ノンコア業務」は存在します。
コア業務、ノンコア業務、という考え方だとよく分からないなぁ……と思う時は、
「これ、自分じゃなくても出来るなぁ」
「パートさんでも出来るなぁ」
「家でも出来るなぁ」
などと思うような事柄は、ノンコア業務であることが多いです。
業務量が多い、業務が停滞している、スピード感が出ない……
そんな時は一度、ゆっくりと業務内容を書き出してみて、
「自分(社員や特定の誰か)でないとダメ」か「そうでない」か、リストアップしてみてください。
そして、「自分や特定の誰かでないとダメ」以外の業務をアウトソーシングしてみたら?と想像してみてください。
それだけで少し負担が軽くなる未来が考えられないでしょうか?

私たちWeb特命係では、そのリストアップや整理、イメージ作りからでも、
出来上がったイメージの実行からでもお手伝いをしています。お気軽にお問い合わせください!
さて、次回は「リモートワーク、リモートワークっていうけど何がいいの?」という部分や、世の中の流れで大きく話題になった「リモートワーク」とは!について、もう少し詳しくお伝え出来ればと思います。
様々な業界、職種で例を挙げていきますので、是非ご覧ください!

ご覧いただきありがとうございました!

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