
「問い合わせをしたのに正式見積もりさえ出てもらえなかった」──大手アウトソーシング会社に外注を打診したものの、断られてしまったという相談が増えています。
本記事では、その主な理由を7項目に整理し、合わせて実践的な解決策と“次の一手”を解説します。
外注先の選定や依頼方法を見直したい経営者・バックオフィス責任者の方はぜひ参考にしてください。
大手アウトソーシングに外注を断られる7つの理由

大手アウトソーシング会社への外注を断られる主な理由は、下記の7つです。
- 発注規模が小さい
- 納期がタイトすぎる
- 要件定義が曖昧
- セキュリティ・システム連携の複雑さ
- 価格・支払い条件のミスマッチ
- コミュニケーション/決裁フローの遅延
- 大手の標準スコープ外(カスタマイズ過多)
ここからは、それぞれの内容と「突破」する方法をご紹介します。
1.発注規模が小さい
数十時間・数万円規模のスポット案件は、大手の最低受注金額に届かず断られがちです。
突破策:年間契約で総量を提示する、あるいは小回りの利く専門ベンダーに切り替えるとよいです。少量外注の依頼方法を工夫するだけで交渉成功率は上がります。
2.納期がタイトすぎる
「来週までに1,000件入力」など、リソース調整が難しい案件は敬遠されてしまいます。
突破策:社内タスクを棚卸しし、余裕を持ったスケジュール案を示しましょう。どうしても短納期の場合は、追加コストを提示して交渉するのが簡単な依頼方法です。
3.要件定義が曖昧
業務フローや希望成果が不明確だとリスク算定ができず、断られる確率が高まります。
突破策:現行プロセスを図解し、KPIと検収条件を一文で明示するとよいでしょう。マニュアルや画面キャプチャを添付すると、外注依頼方法がスムーズになります。
4.セキュリティ・システム連携の複雑さ
独自システムへの接続やクラウド禁止ポリシーなど、標準プロセス外の要求はコストが跳ね上がり、辞退されやすいポイントです。
突破策:API公開の有無、ファイル形式、権限設定など必要最低限の技術情報を先に共有し、代替案(CSV 連携など)も提示します。事前情報を渡すだけで、外注側の不安を減らすことができます。
5.価格・支払い条件のミスマッチ
相場を大幅に下回る単価希望や支払いサイト60日以上などは社内稟議が通らず、結果的に断われやすいです。
突破策:成果連動や段階的単価、早期支払い割引など柔軟なモデルを提案してみましょう。発注側から条件を提示すると交渉が簡単になります。
6.コミュニケーション/決裁フローの遅延
窓口担当が複数いたり、捺印待ちが長かったりすると、プロジェクトリスクを嫌って辞退されがちです。
突破策:一次窓口を一人に集約し、電子契約を採用するのがおすすめです。その場合、問い合わせへの返答は24時間以内とルール化しておきます。外注とのやり取りを簡単にするだけで信頼度が高まります。
7.大手の標準スコープ外(カスタマイズ過多)
大量の定型処理を得意とする大手に個別カスタマイズ中心の業務を依頼すると、優先度が下がるおそれがあります。
突破策:必要な専門領域を持つ中堅ベンダーにターゲットを絞りましょう。試験運用で成果を確認後、範囲を拡大するのが効果的な依頼方法です。
大手が断る案件こそ、中堅・専門特化型が狙い目

上記7つの理由に該当しても、外注そのものを諦める必要はありません。
小回りが利くアウトソーシング会社なら、契約書作成から経費チェックまでワンストップで対応可能。依頼方法も簡単です。
F.U.-Labなら“7つの壁”をワンストップで突破

当社のF.U.-Labは、少量のスポット作業から年間契約まで対応可能な柔軟性が特長です。
契約書作成、経費チェック、スケジュール管理などのバックオフィス業務をまとめて外注でき、
- 作業概要をフォームに入力
- オンラインミーティングで要件確定
- NDA締結後すぐ開始
という簡単3ステップで依頼できます。
「規模が小さい」「急ぎでお願いしたい」など大手が躊躇する条件でも、専任チームが迅速に体制を構築いたします。
お気軽にご相談ください。
外注の依頼方法をもっと簡単にしたい、業務整理から始めたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ

外注を断られる背景には、発注側と受注側の“ギャップ”が必ず存在します。
発注規模、期間、要件定義、セキュリティ、価格、コミュニケーション──これらをクリアにし、相手企業の得意領域と照らし合わせれば、最適なパートナーは必ず見つかります。
大手に断られてしまった案件こそ、柔軟性と専門性を備えたサービスを活用し、ビジネスを加速させましょう。

